米債務上限問題浮上、2021年10月のリミットへ市場混乱

米債務上限問題浮上、2021年10月のリミットへ市場混乱

 導入部分

 米国の債務上限問題のリミットが迫ってきています。米上院では、定数100に対して共和党が50議席を保有、うち46人が債務上限問題で民主党に協力しない誓約書に署名。2021年10月1日までに合意に至らなければ、デフォルト(債務不履行)に陥ります。

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 詳しく解説

 米債務上限問題は、2011年、2013年、2015年、2017年にも市場の材料になっています。2011年は、ギリギリの8月2日に法案は成立しましたが、8月5日に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国債の格下げを発表するなど市場に混乱を来しています。

 トランプ政権時代であった2019年8月2日に、超党派予算法が成立し、2021年7月31日まで債務の上限が停止されることになりました。この間に大統領が共和党のトランプ大統領から民主党のバイデン大統領に政権は移ります。現時点での債務は28兆4,600億ドルに上ります。

 米債務上限問題は、季節的なイベントとなっており、定期的に起こり、そのたびに市場の話題に上ります。ただ、米国の債務問題は支払いができないから起こるのではなく、自身で上限を法律で決めているのにすぎません。債務上限問題というイベントを押さえておくのも大事な要素かもしれません。

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