スルガ銀行問題を振り返る、かぼちゃの馬車投資で創業家の退任劇へ
スルガ銀行問題を振り返る、かぼちゃの馬車投資で創業家の退任劇へ
スマートデイズ社の「かぼちゃの馬車」への投資でサブリース(家賃保証)が支払われない問題が社会問題になりました。投資を行うのにあたり、資金の多くをスルガ銀行が融資を実行することで不動産投資ができることが高評価を得ていました。それが、蓋を開けてみると、定期収入が入らないなど、社会問題を引き起こし、4400億円に上る融資で銀行経営を揺るがす事態になります。
スルガ銀行のずさんな融資審査
スルガ銀行のかぼちゃの馬車問題で、審査を受ける人のずさんな審査が問題となりました。例えば、株式350万円を現金3500万円に書き換えられたりといったように、融資審査の書類を改ざんしたと報道されており、オーナーの年収や預金額の水増しをスマートデイズが行われていました。
スマートデイズのオーナーに1000億以上もの融資をしていたのであれば、なぜ融資審査の書類が偽造されていたのを見抜けなかったのか、裏で結託していたのではないか、と噂になっています。
被害者は総勢700名、弱者の弱みにつけ込む
700名に上る被害者は、将来少しでも楽になればといった思いでかぼちゃの馬車に投資をした人が多くを占めます。弱者の不安に付け込んで、スルガ銀行が融資を実行したことはとても悪質といわれています。こうした不正融資は総額で1000億円を超えているとも言われていますが、一説では4400億円に上るとの報道もあります。
スルガ銀行は辞めた人も探偵をつけられる?
スルガ銀行は情報を隠蔽するため、退職した人に対しても探偵をつけ、内部情報が漏れないかを監視していたようです。民法キー局による報道で元行員の話をインタビューする際、顔を伏せてのコメントでも神経を尖らせていたぐらいです。
実際に融資が実行されることで巨額の利益をスルガ銀行は得ていました。それを可能にしていたのは、創業家の岡野家が、融資の実行を強行していたからです。最終的に社会問題化し、2016年に岡野光喜氏という会長が引責辞任する事態になります。その結果、創業一族が会社から一掃されることになりますが、会社の経営は、ノジマ電機に売却されるなどしますが、闇が深すぎて、問題は解決することなく、尾を引き続けることになります。
スルガ銀行は2018年、金融庁から行政処分を受け、2500円あった株価は、約5分の1の500円台に株価を落とし、かつての栄華を失っています。巨額の融資実行の処理が今後何十年も続くことが予想されます。
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