相場事例その13 PS5販売開始へ、高まる期待感
相場事例その13 PS5販売開始へ、高まる期待感
ソニーは2020年11月14日にPS5の販売を始めます。現在の収益の稼ぎ頭は、PS4などで得られるリカーリングビジネスです。価格は3万9980円と破格の安さを武器に攻勢をかけようとしています。新型コロナウイルス感染症の影響により、自宅でゲームをして過ごす需要が好調となっているのです。
PS4の後継機としてPS5が販売されますが、現時点でPS4の販売数はどうなっているのかを見ていきます。PS4が登場した2013年以降販売数は好調で、2020年までに累計販売数は1億890万台と家庭用ゲーム機としては歴代2位の記録となっています。ちなみに1位はPS2の1億5500万台となっています。PS5の販売数は、PS4を凌ぐ販売数が期待されています。
また、ソニーは、ファイナルファンタジーシリーズや、バイオハザードなど定番の人気ソフトを抱えている影響も見逃せません。2021年3月期の4~6月期決算について、ハード部門はPS4の買い替え時期の影響で赤字だったのですが、ソフトの販売が好調だったことで、黒字を確保しています。売上高は1兆9689億円(前年同期比2.2%増)、営業利益は2283億円(同1.1%減)、最終利益は2332億円(同53.3%増)となっています。
FFシリーズを販売するスクエアエニックスとバイオハザードやモンスターハンターなどを販売するカプコンも巣ごもり需要を取り込み、両者ともに最高益を達成しています。PS5にも両者のコンテンツが入ることを期待した、ユーザーの利用者のハード購入が見込めそうです。
次に据え置き型のゲーム機の歴代販売数を記載しておきます。

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