投資の基本その3 債権は株よりも安全な投資
投資の基本その3 債権は株よりも安全な投資
この章では、債券投資の魅力について解説します。楽しく学びながら、債券投資と株式投資の違いを学びましょう。債権投資は株式投資と比べて、リスク少なく安全とされます。これから債権の特徴を解説していきますね。
債券とは、簡単に言うと会社の借金でお金を集めることを言います。借金ですので、株式投資と異なり返済義務が生じます。100万円を借りるとすると、100万円に利息をつけて貸し出すことになります。国債ですと、最近では1%にも満たない利息で貸し出されています。これだと儲けは少なくなりますよね。
債券には国が借り入れる国債、地方公共団体が借り入れる地方債、企業が借り入れる債券など様々な種類があります。この借金ですが、踏み倒されるリスクが大きい可能性が高くなるほど金利は上がっていきます。その昔、1998年のロシアで金融危機がありましたが、その時にロシアが発行した債券は年利で2000%を超えていたりもしました。これだとお金が返ってくれば儲けもんですが、踏み倒されては元もありませんね。この金利の部分がリスクなんです。
多くの債券投資では、このリスクと収益(年間でもらえる金利)とを天秤にかけながら、リスクをとって投資を行います。債権の場合は返済されるのが前提ですが、この金利が安いとなると、株式投資の配当金(4~5%程度)あるからもっとリスクはあるけど儲けを重視して投資先を乗り換えようなんてことにもなります。これは投資方法の一例でが、リスクと収益のとり方の基本的な考え方になります。
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