話題のテーマ2 コロナ禍で脱ハンコ関連銘柄
話題のテーマ2 コロナ禍で脱ハンコ関連銘柄
導入部分
コロナ禍を機に脱ハンコが加速しています。ここ最近、デルタ株の感染拡大を抑制するため、東京都では出社率7割減が掲げられています。リモートワーク阻害の代名詞として、ハンコ出社がやり玉に挙がっています。
詳しく解説
日本には、はんこは日本を代表する文化として、長年脈々と継承されてきました。しかし、こうした不効率な業務が海外との競争率を弱めていきます。そこにコロナ禍が追い打ちをかけます。河野行政改革担当大臣は「ハンコをやめろ」と発言し、衝撃を与えます。
こうした背景のもと、業務フローのデジタル化が進みます。電子署名「クラウドサイン」や経費精算業務などをDXなどを使って電子決済できる仕組みが構築されつつあります。電子決済システムの関連銘柄が次の表になります。

さくらインターネットは紙への押印を不要とする「電子契約プラットフォーム」を手掛けています。企業が電子契約の導入を促し、通勤削減への期待感が高まります。また、エムスリーはクラウド電子カルテ「エムスリーデジカル」の導入件数2000件を超え、遠隔診療導入への道筋が見えつつあります。
コロナ禍で今後ますます非効率の象徴であるはんこの廃止または電子署名などへの移行が官庁、民間企業問わず進んできます。ぜひ、注目してみてはいかがでしょうか。
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