話題のテーマ1 ワクチン輸送をサポートする冷蔵庫関連銘柄を追う

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 導入部分

 米国で新型コロナワクチンの緊急使用が近く承認され、ワクチンを-70℃で保存する冷凍技術が注目を集めています。複数のメデイアによると、米ファイザーと独ビオンテックが開発したコロナワクチンについて、欧州から米国への輸送を開始したとしています。ファイザー社のワクチンは摂氏-70-80℃で半年間保存できることから、業務用冷凍庫を製造する銘柄に注目が集まっています。

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 詳しく解説

 欧米を中心に新型コロナウイルスワクチンの開発競争が繰り広げられています。米ファイザー社、米モデルナ社が90%を超える有効性を示しました。米ファイザー社製のワクチンは、英国で承認され、2020年12月2週目から、英国民への摂取が始まる見通しです。米モデルナ社製のワクチンは、欧米で承認申請を行っており、早ければ、12月中にも承認される見通しです。

 そんな中、ワクチンを摂氏マイナス70℃程度で保存できる冷凍技術が注目を集めています。大和冷凍工業は業務用に冷凍庫の製造販売を手掛けています。既存の業務用商品の蓄冷剤凍結庫/急速凍結庫では、摂氏マイナス40℃まで下げることができます。ホシザキは-20℃に保つことができる業務用テーブル型冷凍庫型冷蔵庫の販売を手掛けており、抗菌対策も施されていることから注目されています。中野冷機は、摂氏-24℃まで下がる、アイスクリームの製造販売を手掛けています。コンビニなどに納入実績が多数あります。

 こうした冷凍技術を持つ企業が、新型コロナ対策で官公庁から問い合わせが増えているとの複数の報道があります。コロナ禍で業績が低迷した業務用冷蔵庫業界ですが、コロナワクチンの冷凍保存技術として、注目が集まりつつあるのです。

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