経済講義 その10 さんま漁から株の需要と供給を考える
経済講義 その10 さんま漁から株の需要と供給を考える
導入部分
株式投資をするとき、考えなくてはいけないことは、その株が人気があるかどうかを考えることです。欲しい人(需要)が高ければ、株価は買われ、売り手(供給)が多くなれば、株価は下落していきます。
詳しく解説
世の中で欲しい人が増減によって価格は変わってきます。例えば、さんまを食べたいと思っています。2018年にスーパーでサンマを買ったのですが、1尾500円ほどしてしまいました。原因は、サンマ漁が不漁だったためです。
けれども、1年後の2019年にサンマを買ったら、1尾150円で買えてしまいました。これだけ、お得に買えたのは、サンマ漁が豊漁だったからです。さんま一つ取っても価格はこれだけ1年間で変わってしまうのです。
株式投資も基本的には、同じ要因で動きます。その会社の業績が儲かりそうであれば、買われるのです。業績がこれからよくなりそうだという見通しが出ると、投資家の間で人気(需要)が出ます。
逆に、業績が悪くなると予想されると、人気がなくなり、売りが優勢(供給)が多くなるのです。こうなると株価は下落していきます。こうやって価格は決まっていきます。
【関連リンク】
・政治ニュース その3 菅政権誕生で地銀再編が進む
・ヤオコー連続31期連続増収増益でギネス街道を突き進む
・証券口座開設で株式投資デビュー!
・第6級 その2 世界の時価総額企業を知る
・経済ニュース その1 リーマンショックを振り返る