第5級 その4 黒字転換は買いシグナル

第5級 その4 黒字転換は買いシグナル

 導入部分

 赤字企業が黒字転換すると株価が急騰する典型的が買いシグナルです。赤字企業は企業の純資産や繰越利益剰余金と呼ばれる、家計で例えると貯蓄を食いつぶしている状態にあります。黒字転換はその状態から脱却したことを指します。

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 詳しく解説

 実際の企業の事例をみていきましょう。フリマアプリを手掛けるメルカリ(4385)を例に紹介します。メルカリは上場以来赤字経営がずっと続いていました。ところが、メリカリは2021年6月23日に業績予想を修正し、上場以来初の黒字見通しを達成しました。メルカリの業績予想の修正を掲載します。

 上記はメルカリの2021年6月期の業績予想の上方修正の資料です。営業利益を見ると営業損益を15億円の赤字~15億円の黒字から、45億円の黒字へ上方修正しています。この資料をご覧いただければ分かりますが、赤字予想から黒字予想に修正していることが分かります。この黒字の上方修正により株価は大きく動きます。

 業績修正後の6月23日に株価が5200円から6000円近くにまで上昇しているのが分かります。これが黒字転換の典型的な買いシグナルです。つまり、赤字から黒字に業績予想が転換する可能性がある企業に投資すれば、大きな利益を手にする可能性があります。ちなみに、2012年12月から始まったアベノミクス当時、多くの企業が黒字転換し、多くの企業の株価が上昇しています。

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