第5級 その3 困ったらIR担当者に電話しよう
第5級 その3 困ったらIR担当者に電話しよう
投資をするとき、どうしても報道や会社のHPだけでは把握できない情報があります。商品の可能性や、職場の雰囲気、業績の中身が伴っているかなど様々なことが電話先のIR担当者この会話1つで垣間見ることができるのです。それでは聞くためのポイントを紹介します。
IR担当者に電話すると、会社のHPや業績だけでは見えてこないことを、聞くことができます。職場の雰囲気や業績がよくなったことの背景などを知ることができます。具体的には、電話先のIR担当者の話しぶりを見ると話し方から、会社の実際の状態の一部を確認することができます。
例えば、業績が好調だったとしても、IR担当者が自信をもって話すことが出来なければ、会社の実際の業績はそれほど良くないということも考えられます。暗い感じで話していれば、上席からかなりの圧迫を受けているのかと想像でいるし、事務的に答える担当者であれば、顧客サービスがきちんとできていない会社であることが想像できます。
誠実的に対応するIR担当者であると、電話先から判断できれば、その会社の顧客対応はきちんとしていることが判断できます。会社の広告塔の役割を担っているからです。こういうIR担当者の話しぶりには、注意して聞く必要があります。ちぐはぐな回答やとんでも対応をする人だった場合、会社の従業員も同じように教育ができていない可能性が高いからです。
ただし、聞く側も最低限の準備は必要です。聞くべきことを箇条書きでいいので準備をしておくこと、最低限HPや決算短信の業績など聞かなくてもわかることは、きちんと確認しましょう。きちんと準備したうえで対応すれば、IR担当者が、きちんと準備していると感心してもらえることもあります。場合によっては、ぽろっと内部情報を漏らしてくれることもあります。
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