世界の不景気は10年周期で来る? いよいよ世界はやばい?

世界の不景気は10年周期で来る? いよいよ世界はやばい?

 世界の大きな不景気は、おおよそ10年周期で起こっています。過去の不況で有名なのが、1987年のアメリカのブラックマンデーでは、1日で米ダウが22%もの下落を見せた、史上最大の下落となりました。この後、1998年には、タイのバーツに対する通貨危機から、アジア中に金融危機が波及。次に2007年に米国のリーマンブラザーズ証券の破綻に端を発して世界中に影響が拡大しました。このようにおおよそ10年周期で世界的な不景気が発生しているのです。

2007年の次の不況はいつ起こる?

 リーマンショック後の世界的な不況はまだ起ってはいません。2016年のチャイナショックや2020年のコロナショックなど大きな景気後退を経験しましたが、世界経済は、大きな下落を経験することなく持ちこたえました。持ちこたえた理由は、金融緩和でじゃぶじゃぶにお金を供給し続けたことです。巨額のお金を入れたことで多くの企業は一時的に助かっています。

 しかしながら、コロナの感染拡大で打撃を受けた企業を助けるために「ゼロゼロ融資」を行って日本の多くの中小企業の金利の減免をしてきました。その額は43兆円といわれています。本来倒産していた多くの企業を、政府が間接的に融資という形で助けたことで、延命しました。ほとんどの企業はこの猶予期間の2年間で回復できておらず、融資の借り換えや返済を求められる2023年3月を乗り越えられることが出来ず、大量倒産を迎えることが危惧されています。額が額だけに影響は計り知れません。

 また、アメリカの大幅な利上げも大きなリスクとして、懸念されています。2022年は政策金利を、通常の3倍の0.75%の利上げを3回も実施し、2022年末には4.5%にまで政策金利が上がっています。この影響により、住宅ローンを組みにくくなっており、住宅の新着着工件数が減少。さらに、すでに一説では2020年時点には、すでに2007年時点のリーマンショックをもたらしたサブプライムローンの額が当時の2倍に相当するところまで達します。

 日本に限って言えば、日本政府の負債も対GDP比で250%を超え、終戦直前の負債を上回る水準にまで高まっています。本来であれば危険水域であるという説もありますが、破綻するしないは学説は真っ二つに分かれており、実際に破綻するまでは、借金を繰り返すといったところでしょうか。(ここでは詳しくは論じません)

黒田総裁の退任は大きな株価下落の合図か?

 こういった借金財政を引き締める大きな象徴的な出来事は、2023年3月末に迎える黒田日銀総裁の退任です。2012年12月以降、本来瀕死状態になっていた日本経済に金融緩和というモルヒネを打ったことで、景気は回復しますが、当初は2~3年で終了するといって始めた超ハイリスクな試みを10年近くも続けている結果、辞め時を見失い、退任時と一緒に後任の方が後始末をする頃、株価は大きく下落する可能性があります。

星 一
星 一(ほし・はじめ) Hajime Hoshi
株式投資道場管理人

1987年生まれ。ファイナンシャルプランナー2級、簿記3級、日経テスト700点などの資格を有する。金融系メディアでディレクション運営や、株式デモトレードアプリの企画運営などの経験を持つ。仕事の傍らで時間のある時にサイトの更新を手掛ける。

世界の不景気は10年周期で来る? いよいよ世界はやばい?
・2017年に不況は起こっておらず、不況の爆弾は拡大中
・10年周期の不況は2023年3月末に起こる可能性あり
・証券会社を徹底比較

 

 

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